りんどう法律事務所のブログ

2016.07.19

今年6月から始まった「刑の一部」執行猶予制度って???

今年(2016年)6月から「刑の一部執行猶予制度」というものが開始されています。

 

 

執行猶予制度であればご存知の方も多いと思いますが、新たに始まったのは「刑の一部」執行猶予制度です。

 

 

 

従来の執行猶予制度であれば、このような判決が言い渡されていました。

 

「被告人を懲役2年に処する。この裁判が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する。」

 

 

このような判決を受けた場合、2年間刑務所に行かなければならないのですが、それについて5年間猶予され、もしその5年間のうちに問題がなければ刑務所に行く必要はなくなります。

 

つまり、執行猶予期間である5年間を問題なく過ごすことができれば、刑務所に行く必要はなくなるのです。

 

 

 

 

では、新たに始まった「刑の一部執行猶予制度」とはどのようなものでしょうか。

 

この制度が適用されれば、こんな判決を受ける可能性が出てくるのです。

 

「被告人を懲役2年6月に処する。その刑の一部である懲役6が悦の執行を2年間猶予する。」

 

このような判決を受けた場合、まず2年間は刑務所に行かなければなりません。2年後に釈放され、その執行猶予が取り消されることなく2年が無事過ぎれば、残りの6か月間を刑務所で過ごす必要はなくなります。

 

 

つまり、刑務所には行くことになりますが、釈放されたのち猶予期間を問題なく過ごせば、刑務所で過ごさなければならない期間が短くなるということです。

 

 

 

 

この刑の一部執行猶予制度が設けられた趣旨は、刑務所などの施設内での処遇と、社会での処遇を連携させ再犯防止を図るというところにあるようです。

 

 

 

刑の一部執行猶予制度を適用するには要件があり、すべての案件に適用できるわけではありませんが、

 

 

要件にあてはまる事案である場合、実際にこの刑の一部執行猶予制度をどのように利用していくのか、また制度の目的である再犯防止に向けてどのように具体的に運用していくのか、学んでいく必要があると思っています。

 

 

 

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