りんどう法律事務所のブログ

2015.08.11

刑事裁判が変わる?

刑事訴訟法などの改正法案が国会で審議されています。

たくさんの改正ポイントがあるのですが,今回は,取調べの可視化(録音・録画)についてご紹介します。

日本ではこれまで,警察署や検察庁での取調べを録音・録画することはほとんどありませんでした。
しかし,このような密室での取調べで,時には取調官が暴力や暴言などを使うなどして,無実の人が虚偽の自白をしてしまうことすらありました。
このような虚偽の自白をした人が,裁判になってから「無理やりさせられた自白です。本当は私は無実です。」と訴えても,取調官は「無理やり自白させてはいません」と言います。

取調べの録音や録画がなければ,どんな取調べだったのか後から検証することができず,水掛け論になってしまってなかなか言い分が通らないという現実がありました。

最近になって,検察や警察が自主的な運用で取調べを録音・録画することはありましたが,取調べの一部分しか録音・録画されないことが多く,録音・録画されていない時にどんな取調べがされているのか後から検証することができませんでした。

今回の改正で,裁判員裁判の対象事件と,検察官独自捜査事件では,原則として取調べの全過程を可視化(録音・録画)しなければならない制度に変わる見込みです。

取調べ全過程の可視化(録音・録画)が義務付けられた事件は,刑事事件全体から見ればわずかな数しかありませんが,今回の改正をきっかけに,より広範囲の事件に可視化が広がっていくことが期待されているといえます。

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