りんどう法律事務所のブログ

2014.05.02

男女間、夫婦間、親族間のトラブル

重松清さんの小説「流星ワゴン」を読みました。

当事務所は、親族間の問題、男女間の問題(離婚、内縁、婚約)など、親しい間柄に起こるトラブルのご相談をお請けしています。

その影響もあって、家族の物語を描いた小説は、ついつい手に取ってしまいます。

この「流星ワゴン」も、読みながら、弁護士として、女性として、子として、親として、色々と考える機会になりました。

少しこの小説に触れたいと思います。


【ネタバレがあります。ご注意ください】


38歳の主人公は、妻から離婚を切り出され、息子は部屋に引きこもり時に家庭内暴力に走るという状態で、まさに家庭崩壊寸前。その上、リストラに遭い無職の身。

もう「死んでもいいかな」と思っていた時に、不思議なワゴン車に出会うところから物語が始まります。


そのワゴン車で時空を超えた旅を続け、自分の人生の岐路となる過去に戻って、自分と同じ38歳の時の父親と行動をともにしながら、過去の妻や息子とのやりとりをなぞるようにして自分の言動を振り返って行きます。

端的に言うと家族の物語です。

主人公が子どもの頃、父親は絶対的な存在であり、だからこそ思春期を迎えた主人公は、父を嫌うようになります。

もしかしたら、子どもから見た父親はあまりにも強くそして正しいために、子は、その父親をただ嫌って避けるということでしか、自分を肯定できなかったのかもしれません。

そんな主人公が、同い年の父親と交流することで、父親を「父親として」ではなく「一人の男性」としてみるようになり、父親の情の深さ、弱さ、不器用さ、真っ直ぐさに触れるようになります。

そして、父親の息子に対する、強くて、深くて、無二の愛情を感じて、父親にこれまで抱いていた感情とは別の気持ちを抱くようになります。

考えてみれば、親子ほど、愛情にしても嫌悪にしても強い感情が行き来する関係はないのかもしれません。切っても切れない関係で、そして、立場が変わることが決してないからこそ、一度もつれた糸を解くことが難しいようにも思います。

大人になれば、自分の考えもあるし立場もある。おまけに仕事や育児で忙しくてなかなか自分の時間さえ持てない。仮に、少し時間が空いたとしても、妻や夫、子どもとの時間を優先したい。だから親との時間なんて持つ余裕もない。そんな方も多いと思います。


ただ、大人になった親子だからこそ、少し話すだけでも、ずっと気になっていたことがすっとなくなっていくかもしれない。読了後、そんなことを思ったりもしました。

りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士の法律事務所)

大阪市北区西天満3丁目13-18 島根ビル3階

06-6364-7778

2014.05.01

「この相談、弁護士に相談すべきことかどうか分からない」という方・・・

 私たちは、離婚事件相続事件を始めとした、家族間・親族間のトラブルについて積極的に取り組んでいます。


このようなトラブルの中には、法律問題でないこともあり、弁護士としてこの問題にどこまで関わり、どこまで話を詰めていくのか、本当に悩むこともあります。


ただ、せっかくご相談くださった方に「これは法律問題ではないので私たちにはわかりません」とだけの回答に終わっても良いのか。

弁護士事務所に来られるまでに、たくさん戸惑われ悩まれたのではないか。


そう思うと、相談に来て頂いたのに「法律問題でないので」ということで終わってしまうのは申し訳ないとも思います。


たとえ法律問題ではなかったとしても、限られた相談時間の中ではありますが、出来る限り私たちの経験で得たことを踏まえて、今後どういうことを考えられるか、どういう機関に相談にいけば良いのか、現時点でできることはどのようなことか、そういう点を含めて何かヒントを得て帰っていただきたい。


そう思いながら日々相談業務を行わせていただいております。


当事務所に来ていただいたことが、何かの「最初の一歩」になることを願っております。

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