りんどう法律事務所のブログ

2013.10.31

ドラマ「リーガルハイ」第4話を観て ~実はよくある近隣トラブル~

ドラマ「リーガルハイ」第4話は、近隣トラブルが題材でした。

この近隣トラブル。実は法律相談でもよくあります。

境界の問題、騒音の問題、日照権や深夜の光の問題など、原因は色々ありますが、常に顔を合せる可能性のあるお隣さんとのトラブルは、想像以上に精神的に辛いものです。

多くの方が簡単に引越しできるわけもなく、日々苦痛を感じるのですから、深刻なのも当然です。

ただ、残念ながら、法律的に解決できるケースばかりではなく、またたとえ裁判等で解決できたとしても一度生じた不信感等が簡単に拭えないこともあり、真の解決が難しい場合もあるのが現状です。

【ネタバレ要素があります。まだ「リーガルハイ」第4話をご覧になっていない方はご注意ください】

さて、このような近隣トラブルを、今回も当事者双方が納得する方法で解決できたのですからさすがです。今回は、羽生弁護士の活躍も大きかったようですね。

古美門先生と別府裁判官のやりとりもおもしろかったです。

とはいえ、この第4話は、実務とは少し感覚が異なるところがあった様に感じます。

まず、裁判において相手の引越しを求めることはなかなか容易なことではありません。ドラマでも別府裁判官が、原告の主張がよくわからないとして補充を求めましたが、古美門弁護士が根拠となる権利について言及することはありませんでした。

実際には、明け渡しは、人格権に基づく請求として構成することになると思われますが、この人格権という権利が割と新しい権利で曖昧な部分も多く、また「明け渡し」という結果も、その判断を受けた人にとってはかなりの負担となることから、容易く認められるものではないと思われます。だからこそ、実際、近隣トラブルの解決は困難とされているのです。

また、ドラマで「現場検証」が行われていましたが、確かに「検証」が行われることはありますが、このドラマの事案で行われる可能性はかなり低いと思われます。実際の裁判では、写真やビデオ、図面などを証拠として提出し、裁判官にイメージを掴んでもらえるように努力しています。

そして、もちろん弁護士にしても当事者にしても、廊下に立たされることはありません(笑)。

そもそも第一回口頭弁論で、あそこまで白熱した議論をすることは基本的にありません。

古美門先生、あんなに、当事者席から法廷の真ん中まで出てきたら、それは注意されても仕方ないです・・・。

ドラマなので実務と違う点は色々とあるでしょうが、でも古美門先生の弁護方針、弁護スタイルは、「一笑に付す」で済まされない魅力があります。

古美門弁護士の方針羽生弁護士の方針、どちらもが弁護士として求められるものではないのか、そのようなことを毎回考えさせられています。

次回も楽しみにしています。

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