りんどう法律事務所のブログ

2017.08.31

「土地」の価額をどう評価するか???

遺産分割事件や、遺留分減殺請求事件の際、

 

相続財産の中に含まれる土地、建物の評価をどうするか、ということが争点となるケースがあります。

 

固定資産評価で算出する場合もありますし、路線価で計算することもあります。

より実勢価格に近い金額を調べるために、不動産業者に査定を依頼することもありますし、さらに、事案によっては、不動産鑑定士に依頼をして鑑定をすることもあります。

 

これら様々な評価方法の中でどれを採用するかは、いつも悩みものです。

それぞれ長所短所があるのです。

 

固定資産評価証明書では、その土地や建物の価額というものが、1円単位で明確にわかりますが、しかし、実勢価格よりも割と低い計算になっていることが多いといえます。

 

路線価は、その土地周辺の道路に面した部分の価値はある程度わかりますが、その土地の特徴に即した評価となると、より複雑になり、実際、計算するのは難しいところもあります。

 

そういう意味では、不動産業者の査定は、その不動産の実情に配慮した査定が行われるため、実勢価格に近いと言えますが、ただ、あくまでも「査定」に過ぎませんし、それぞれの業者によって査定額に開きがでることもあります。

 

不動産鑑定士による鑑定は、まさに不動産の特徴を考慮し鑑定してもらえますが、なかなか費用がかかります。

 

これらをどのように説明し、主張していくのか。

 

弁護士としていつも悩むところです。

 

 

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その特徴をどう評価していくかという点では

 

 

2017.08.23

豊島という島をご存知ですか?

豊島という島をご存知でしょうか。

 

瀬戸内海にある島で、岡山県と香川県の間にあります。

人口1000万人足らず、島の周囲は20キロメートル程ということで、小さな島と言えるのではないでしょうか。

 

島は、瀬戸内海の綺麗な海に囲まれ、まさに自然豊か。

芸術にも触れることができ、おしゃれなレストランもあります。

芸術に触れることができるとあってか、島に訪れるために乗るフェリーには、おしゃれな装いの方や外国の方も多くおられました。

 

この夏、その豊島に行ってきました。

 

こんな素敵な豊島ですが、産業廃棄物が不法投棄されていたという過去があり、廃棄していた業者、香川県、そして廃棄物と戦った島なのです。

 

豊島では、実際に島の方から、直接、当時の様子や現在の状況について資料を拝見しながらお話を伺うことができました。

島民の方の力が大きな力となり、結果、今年の春、長い年月を経てすべての産業廃棄物が島から撤去されました。

 

お話を直接伺うことができ、完全撤去、無害化という筋道を導き出したのは、島民の方の力なのだと再認識させていただきました。

 

強い気持ちが大願をなす。

結果はすぐには出ないかもしれない、それでもやり抜く力の強さ。

 

それは、環境問題ではなくとも、その他の多くの問題にも通じる何かだと感じました。

 

産業廃棄物と向き合った島。

 

その豊島は、今、自分が受けた産業廃棄物不法投棄という問題が風化しないようにと様々なことに取り組んでいます。

 

ただ、それだけではないところが、豊島のすごいところかもしれません。

 

アートの島、オリーブの島としても立ち上がろうとしています。

 

のどかな田舎道が続くのですが、その中で、観光客らしい方々を見かけると、豊島全体から明るいエネルギーのようなものを感じたような気がしました。

 

 

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2017.08.17

顧問弁護士として思うこと

顧問契約をしていただいているご依頼者とお話をすると、法律問題ではないことについても多々悩みを抱えておられることが伝わってきます。

 

 

こういう話をしたいのだけど、相手方にどのように言ったら伝わるだろう。

 

 

あーでもない、こーでもない、とご依頼者と二人で話したりします。

 

 

法律に関わる話であれば、ビシッと回答できることもありますが、交渉や協議は相手があってこそのもの。

 

 

必ずしも、AならばBである、というように話が進むとも限りません。

 

 

相手にどのように伝えればよいかとなれば、もちらん相手の方のお考えにも想像を及ばす必要があります。

 

 

お話している時、私の頭の中は、お相手の人物像でいっぱいです。

 

こんな方かな。こんな方なら、こう思うのかな。

 

以前の事件で対応した相手方にちょっと似ているのかな。だったら、ああいう対応をされるのかな。

 

 

もちろん、想像は想像どまりなのでしょう。

 

 

でも、「相手が考えることなんてわかりません」では、せっかく相談された意味もありません。

 

 

そして、やっぱりご依頼者と、あーでもない、こうーでもない、と話しをします。

 

 

このやりとりに、価値があるのかないのか・・・わからず毎日を過ごしていますが、

 

 

しかし、法的知識だけではなく、弁護士というのは、交渉や協議の経験が人よりあるものです。

 

だからこそ、きっとご依頼者も、ご相談してくださっているのではないか。

 

そんなことを考えながら、ご依頼者と話しをする毎日です。

 

 

 

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2017.08.10

最近の芸能人ご夫婦の離婚問題で思うこと②

今回も、芸能人ご夫婦の離婚の話題について少し書かせていただきます。

 

報道によれば、夫側は、財産分与を放棄する意思にあるとのこと。

 

この財産分与、簡単におさらいをすると、

婚姻中に形成された資産については、夫名義であろうと妻名義であろうと、原則夫婦共有のものとし、離婚に際し、分けましょう(一般的には半分ずつにしましょう)というものです。

 

専業主婦のご家庭などでは、婚姻中に形成された財産としては夫名義のものの方が多いケースが多く、このため、この財産分与の申立ては妻側からなされるのが多いです。

 

もちろん、妻名義の資産の方が婚姻中に増えているのであれば、夫側から財産分与の請求を行うケースもあります。

 

このほか、夫婦共有名義の不動産などがあると、その不動産を一方の名義にするために、財産分与の申立てを行うということもあります。

 

話を元に戻します。

 

最近話題になっている芸能人ご夫婦の離婚問題では、夫側が財産分与の請求を放棄したということですので、仮に、妻側が財産分与の申立てをしなければ、財産分与について、調停で協議の対象になることもなければ、訴訟手続きで裁判所が判断をすることはありません。

 

そこで気になるのが、妻側は財産分与の申立てをしないのか?という点です。

 

報道によれば、妻も「夫には未練はない」と言っているとのこと。となれば、離婚自体は成立する可能性が高く、争点は離婚の条件ということになります。

 

妻として請求を検討すべきこととして、慰謝料請求などのほか、財産分与の請求があります。多くの離婚事案でも、この財産分与の請求はなされています。

 

もっとも、婚姻中に形成された資産のうち、夫名義の資産よりも妻名義の資産の方が多い場合には、妻側が財産分与の申立てをしたとしても、それが認められる可能性は低くなります。

 

このため、婚姻中に形成された資産のうち、夫名義の資産よりも自分名義の資産の方が多いのであれば、妻側が財産分与の請求を行わないと言う可能性は十分にあります。

 

もちろん、財産分与の請求をしない理由には様々なものがあり、「自分の財産の方が多いから」という理由以外の場合も多々ありますので、仮に、この芸能人ご夫婦の離婚問題で、妻側が財産分与の請求をしないからといって、それだけで、婚姻中に形成された財産のうち妻名義の資産の方が多いということにはならないのですが・・・。

 

このご夫婦の調停手続きもそろそろ始まる頃かと思います。

 

どのような流れで進むのか。

 

いつも書いているところですが、離婚は、常にケースバイケースです。このご夫婦の場合、どういう結論になるのでしょうか。

 

 

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2017.08.08

話題になっている芸能人夫婦の離婚問題で思うこと

離婚案件に積極的にかかわる当事務所。この話題に触れずに通り過ぎるのは難しいところです。ご依頼者から、このお話が出ることも頻繁です。

 

ということで、今回は、この芸能人ご夫婦の離婚問題について書きたいと思います。

とはいえ、「報道によれば」ということが大前提ですのでご理解の程お願いいたします。

 

報道によれば、妻の方も、離婚自体については争いがないご様子。確かに、報道で出てくる事情に鑑みれば、この夫婦が破綻状態にあることは確かかもしれません。

 

となると、問題は、「離婚」そのものではなく、離婚条件ということになります。

 

これまた、「報道によれば」の話ですが、妻側は、夫の謝罪と慰謝料を求めている様子が伺えます。仮に、妻が主張している「夫の不貞」が事実であれば(立証されれば)、確かに慰謝料の話が出るのは不思議なことではりません。

 

つまり、このご夫婦の場合、調停、裁判手続きでの争点は「夫の不貞の有無」ということになるのでしょう。

 

仮に、夫側が、不貞の事実を否認した場合(認めない場合)、妻側は色々と証拠があるような主張をしているようですので、その証拠により、夫の不貞が認定されるかどうかということになります。

 

私の経験上、不貞を基礎付ける証拠としては、やはり相応のものが必要と思われます。肉体関係が窺われる証拠があるのかどうか。そのあたりが気になるところです。

 

ただ、このご夫婦の場合、仮に不貞があったとしても、慰謝料金額がどうなるのかも気になるところです。

 

一般的な事案の場合には、数百万の慰謝料が多いように思えますが、報道による妻側の主張によれば、果たして「数百万」で納得されるのかどうか・・・。

 

もちろん、夫側も相当な収入がおありの方ですし、「ご夫婦」ということで入る仕事もなかったわけではないでしょうから、一般的な金額とは大きく異なる金額が認定される可能性もあります。

 

もっとも、裁判所の判断に至るまでに和解等で解決する可能性もあり、この場合には、いわゆる判例の基準とは異なる金額のやりとりがなされることもあります。

 

とはいえ、今のところ、夫側は不貞について否認している状況ですので、このままいけば、判決による決着という可能性もあるかもしれません(通常は、双方とも有名人である場合、和解等での解決を双方が求めるケースが多いのですが、現在の妻側のご様子からは、現時点限りでは、和解も難しそうに思えます)。

 

夫側は調停申立てをしているとのことですので、調停でどういう話がなされるのか、訴訟提起に至るのか、今後も時折、このブログでも触れるかもしれません。

 

 

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2017.08.03

親権者変更の申立ての際、こちらも検討してみてはどうでしょう。

先日、このブログで、親権者変更の手続きについて説明させていただきました。

 

 

「今は、子どもの親権者は母親だが、その母親が、どうやら子供を虐待している」とか、「幼いこどもを一人自宅に置いて、深夜まで帰宅しないことが頻繁にある」とかなどが理由で、

 

 

ご相談を受けることもあります。

 

 

こんな時、現在の親権者の養育状況や、仮に非親権者が養育するようになった場合の非親権者の養育状況などを検討したり、ある程度の年齢のお子様であればお子様にあってお気持ちを聞いたり、

 

 

こんなことをしながら、親権者変更の申立てが妥当か、可能かなどを、ご相談者様と一緒に検討させていただくことになります。

 

 

こんなケースもあります。

 

 

子どもは、今、自分(非親権者)と一緒に暮らしている。子どもは治療が必要な状態である。できる限り早く子どもに入院、手術をさせたい。

 

 

親権者の養育状況が悪化し、子どもは自分(非親権者)と暮らしている。子どもの進学が近づいているが、親権者が協力的でない。受験、入学手続きなどをこちら(非親権者)で行いたい、受験まであまり時間がない。

 

 

いずれも、親権者変更の申立てを検討することになりますが、親権者がこれに親権者変更に同意しなければ、調停手続きや審判手続きが長期化することもあります。

 

しかし、双方の事案とも、手続きが長期化してしまうと、子の生活に重大な支障が生じるかもしれません

 

 

こういう時には、親権者の変更を家庭裁判所に申し立てるとともに、「現在の親権者の親権を停止してください」、そして「その代わりに、こちら(非親権者)が、親権者の職務代行者として親権を行使させてください」と家庭裁判所に申立を行うこともあります。

 

 

親権者の変更を調停で協議する場合、3か月から半年程度(場合によってはそれ以上)時間を要することもあります。

 

 

そんなに時間がかかれば、子どもの治療が遅くなってしまう、受験に間に合わない、ということもあります。

 

 

こういう場合には、親権者の変更と同時に、「仮に」「ひとまず、調停や審判で決着がつくまでの間に限り」ということで、このような手続き(審判前の保全処分)を申し立てることを検討することになります。

 

 

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