りんどう法律事務所のブログ

2017.04.26

その要求、受け入れる必要がありますか?

離婚事案に積極的に取り組む当事務所。

 

代理人として業務をしている離婚事案で、時折、相手方から次のような希望が出るときがあります。

 

 

親族会議を開くべき。

 

3年前の3万円を何に使ったか説明してください。

 

食費が毎月10万円になっている理由を説明してください。

 

など・・・。

 

 

もちろん、事案によっては互いの納得の解決のために必要なこともあるかもしれません。

 

双方が納得の上で、必要と考え、親族会議を開くことだってあるでしょう。

 

お金のやりくりを説明する必要がある場合もあるかもしれません。

 

 

 

 

ただ、すでに状況が、これらを行えば解決するという事態にはなっていないこともあります。

 

親族会議を開いても話し合いが成立する見込みは乏しいケースもたくさんあります。

 

 

数年前の3万円を何に使ったのか、その説明、立証は容易なことではありません。また、それがこの離婚事件の中で、重要の事情となる場合は多くありません。

 

食費が月10万円というのが、高いのか安いのかは、それも事情により異なりますし、食費が高いことが離婚事案の中で大きな争点になるかどうかも事案ごとに異なります。

 

 

依頼者の方の中には、時折、相手方からそのような要望が出ることに困惑、動揺されることもあります。思いつめる方もおられます。

 

 

しかし、相手方からの希望、要望に応えるかどうかを判断することが必要です。「どうしても離婚したいから、相手のこの要望にはなんとしてでも応えないといけない」と思い込む必要はありません。

 

 

事案により、相手方が気になっている点を適宜説明することにより双方納得の結論を得れる場合もありますので、一概に「これらを耳に入れる必要はない」と申し上げているわけではありませんが、

 

 

果たして、相手方のこの要望はどういう意図、気持ちからでたものなのか?

これに応じるとどうなるのか?

自分はどう考えるのか?

 

 

落ち着いて、まずは検討していただきたいと思うのです。

 

 

 

りんどう法律事務所(女性弁護士による離婚相談)

大阪市北区西天満3丁目13-18 

06-6364-7778

 

2017.04.24

「法定相続情報証明制度」が始まります!

平成29年5月29日(予定)から「法定相続情報証明制度」というものが始まるのをご存じでしょうか?

 

 

簡単に表現すると、

 

法務局の登記官が、あなたは誰の相続人で、他に相続人としてだれだれがいますよという証明書(正確には「認証文付き法定相続情報一覧図の写し」)を交付してくれるというものです。

 

 

 

私たち弁護士が相続事案を受任すると、遺産分割調停やその他の訴訟手続き、その他調査手続きなど各々の局面で、相続人関係図というものを作成し各関係機関に提出することもあります。

 

被相続人の生年月日、死亡年月日の他、被相続人の両親や配偶者や兄弟姉妹、子など、事案によって書く人物は異なりますが、親族関係図のようなものを書くのです。

 

 

そして、それとともに、それら相続人を特定するに至った戸籍謄本等を、それぞれの役所や機関に提出します。

 

 

 

この「法定相続情報証明制度」が始まることにより、

 

相続人を特定するに必要な範囲の戸籍謄本等を法務局に提出するとともに、作成した法定相続情報一覧図(相続人関係図のようなもの)を法務局に提出すれば、

 

法務局の登記官によって、それらを確認し、そして認証文付きの法定相続情報一覧図の写しを交付してもらえることになります。

 

 

 

それを受け取り、相続手続きの際に利用すれば、

 

今まではそれぞれ法務局や金融機関に個別に提出する必要があった戸籍謄本の束が不要になるということになります。

 

 

 

ということで、戸籍謄本の束を、何通分も用意しなくてもよくなるということで、メリットもありそうです。

 

 

ただ、そもそも法務局でこの認証文付き法定相続情報一覧図の写しを受け取るためには、やはり一度は戸籍謄本等の収集が必要となりますし、

 

 

今のところ、家庭裁判所は、各調停の申立てや訴訟の受付に際し、戸籍謄本等の原本が必要ということを変更する予定はないようですので、

 

 

 

これまでの業務に大きな変化はないように思われます。

 

 

もっとも、調停や訴訟、審判を経るではなく、相続手続きを行う場合、皆様にとって、今より少しは手間が省力されるかもしれませんね。

 

 

実際に制度運用が始まれば、しばらくの間、興味をもって見守りたいと思います。

 

 

 

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2017.04.21

姻族関係終了届って???

ほんの少し前ですが、姻族関係終了届のことを特集している記事を多く見る機会がありました。

 

 

新聞記事やインターネットの記事を読んでみると、あまり皆様には馴染みのなかった制度のようです。

 

 

当事務所にも何件かお問い合わせがありました。皆様「そんな制度があったのね」と一様に驚かれておりました。

 

 

ということで、少し時機を失した気もしますが・・・。

 

今日は、姻族関係終了届について少し触れてみます。

 

 

 

 

民法728条は次のように定めています。

1 姻族関係は、離婚によって終了する。

2 夫婦の一方が死亡した場合において、生存配偶者が姻族関係を終了させる意思を表示したときも、前項と同様とする。

 

 

ここでいう「姻族」とは、親族のうち、血族ではなく配偶者でもない方たちを言います。

簡単に言えば、配偶者の親族(血族)という感じです。

 

そして、民法の「親族」にあたる「姻族」は、「三親等内の姻族」をいうので、お舅さんやお姑さん、配偶者の兄弟姉妹、配偶者の祖父母などが、この「姻族」ということになります。

 

再婚された方の場合、再婚相手の子どもも、「姻族」となります。

 

 

さて、夫婦の一方が死亡しても、亡くなった配偶者の親族(正確には三親等内の親族)とは、その親族関係が終了しません。配偶者が亡くなった後の、配偶者との親族関係は、法律的には続くのです

 

 

 

それが嫌だなと思うこともあるかもしれません。そんな時に検討するのが、この姻族関係終了届です。

 

民法728条2項が定める、生存配偶者による「姻族関係を終了させる意思」の「表示」です。

 

 

本籍地もしくは住所のある役所で、「姻族関係終了届」を出すという形の意思表示をすれば、手続は完了です。

 

 

配偶者が亡くなった後であれば、いつでもできます。

 

離婚届や婚姻届が24時間受付と同様、この姻族関係終了届も24時間受付がされているようです(念のため、事前に役所に確認するようにしてください)。

 

 

これで法的に大きな違いが出るのかと聞かれれば、うーん、どうなのでしょう。

確かに親族ではなくなるので、扶養義務は無くなります。

 

 

もっとも、現在の民法は、親族だからという理由で、義務をたくさん定めているわけではありません。

 

姻族を終了させたいと思われる方の中のうち、法的なものではなく、事実上のわずらわしさに悩まされているも多くいらっしゃいます。

 

このような事実上のわずらわしさが、この姻族関係終了届でなくなるのかどうかは、ケースバイケースかもしれません。

 

 

とはいえ、「姻族ではなくなった」ということが、心の大きな重しを取る第一歩になるのは間違いないかもしれませんね。

 

 

この姻族関係終了届をしたからといって、遺族年金が受け取られなくなることはありませんし、配偶者の遺産を相続できないわけでもありません。

 

 

メリット、デメリットは人により様々ですが、

 

少なくとも、法的には、この婚姻族関係終了届により何らかのデメリットが生じるというものではないので、この制度を知識としてお持ちであっても、邪魔にはならないのではないでしょうか。

 

 

 

りんどう法律事務所

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06-6364-7778

 

 

 

 

2017.04.20

ご無沙汰していまい申し訳ありません

すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。

本当に久しぶりに、このブログを書いております。

 

 

ブログの更新を(結果的に)何か月もしていかったわけですが、特に何があったというわけではありません。

日々の業務でバタバタと過ごしているうちに月日が経っていたというのが率直なところです。

 

この間も、ご相談や訴訟事件、調停事件等に関わらせていただいておりました。弁護士としての本来の業務の他にも、高校で、法律や人権のことなどについて話す機会に恵まれたり、大学で行う講義の内容を考えたり。

 

 

 

 

 

 

私たちにとって、このブログは、少しでも皆様に、法律のこと、弁護士のことを知っていただきたいとの思いを訴えるツールでした。

 

法律相談を受けられないまま、「こんなもんだろう」という気持ちで意に沿わないの協議をまとめたり、調停をしていた方に、ご自身の権利についてじっくり考えていただきたい、その思いをふんだんに込めていました。

 

色々な事情で、法律相談に来ることができないとしても、「世の中にはこんな制度があるのだ」「裁判所はこんな考え方をしているのだ」と知っていただきたい、そんな気持ちでこのブログを始めました。

 

(書いているうちに話が脱線し、関係の話に付き合っていただいたこともたくさんあると思うのですが・・・。)

 

 

もともと話し出したら止まらない性分なので、書き始めると「これも」「あれも」と書いていた、という感じです。

 

 

そして、ある程度、知識、制度についてはお伝えできたのではないかとの思いから、本当に特に何があったというわけでもなく、少しブログの更新をしておりませんでした。

 

 

このようなブログですが、有難いことに、見てくださっている方もおられ、元依頼者の方から「最近、ブログ書いていないのですか?」とのお声を頂くことも時折ありました。

 

 

そうか、見てくださっている方がいるのか。恥ずかしながら、こんな気持ちになり、単純な私は、「読んでくださっている方がいるのなら、また書き始めたいな」と思ったのですが・・・。

 

 

月日が経つのが本当にはやいことで、そう思ってからまだしばらく日にちが経ち・・・。

 

 

また「最近ブログが更新されていないようですが、お元気ですか」と、むしろご心配いただき、

 

 

そんなこんなで、久しぶりに今日、ブログを書いたというところです。

 

 

 

なんだか長い言い訳、というか近況報告(?)となりました。申し訳ありません。

 

 

元来、単純な人間ですので、読んでくださる方がいらっしゃる、特に、元ご依頼者の方が、私たちのことを思い出しながら見てくださっているとなると、やはりできるだけ書くようにしたい!と思ったわけでございます。

 

 

この何か月間の間に、確かに、「あ、これブログでお知らせしたいな」と思うような法律の動きや情報があったのも確かです。

 

また、引き続き、このブログでそのようなご案内もしたいと考えております。

 

 

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

りんどう法律事務所

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06-6364-7778

 

 

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