りんどう法律事務所のブログ

2016.03.30

三船美佳さんと高橋ジョージさんの離婚が成立したそうです。

三船美佳さんと高橋ジョージさんの離婚が成立したそうです。

 

 

報道によれば「急展開」とのことで、その理由について色々と推測されている様子です。

 

 

実際に離婚訴訟をしていると、離婚調停の段階では離婚する気はなかったけれど、訴訟を通して色々検討しているうちに離婚に同意するというケースは、そんなに珍しいことではありません。

 

 

そしてその理由も様々です。

 

 

このまま訴訟をしていても自分の希望(離婚したくないという希望)がかなわない判決(離婚を認める判決)になる見込みが出てきたので、それであればお互いにすっきりする協議離婚の方がいいのではと思うようになる場合もありますし、

 

 

はじめは離婚したくないという強い思いだったが、時間の経過とともに「離婚してもいいかもしれない」と思うようになる場合もあります。

 

特に、離婚に向けて準備をしていた申立人(原告)からすれば、なるべくしてなった離婚調停、離婚訴訟かもしれませんが、相手方(被告)からすれば、それはまさに「晴天の霹靂」ということもあります。

 

そんな場合には自分の気持ちと向かい合うことに時間がかかったりするかもしれません。

 

 

 

この他にも、様々な理由から、当初とは違う意向になり、離婚に応じるというケースはあるのです。

 

 

どんな事件でも、事案による事情は様々ですが、殊、離婚となれば、理路整然と説明できない人の気持ちも伴いますし、また家族(子どもなど)への配慮も出てきます。

 

 

「離婚」に関しては、なかなか外から見えない事情や気持ちがあったりするものです。

 

 

 

ともあれ、三船美佳さんも、そして高橋ジョージさんも、よく納得した上で解決できたのであればいいなと、個人的に思っています。

 

 

いつも思うことですが、離婚はスタートです。お二人それぞれが、何年後、何十年後に振り返った時に「こんなこともあったけど、今は幸せ」と思える人生を過ごされることを願っています。

 

 

 

りんどう法律事務所(女性弁護士による離婚相談)

大阪市北区西天満3丁目13-18

06-6364-7778

 

 

2016.03.30

ドラマ「マネーの天使」最終話を観ました。 ~訴えの取り下げに同意すべきか否か~

ドラマ「マネーの天使」最終話を観ました。

 

 

【ネタバレがあります。まだドラマ「マネーの天使」最終話をご覧になっていない方はご注意ください。】

 

 

次々相談者が訪ねてきているメキシコ料理店。そして竹内さんの就職も決まったようで、新しい局面を迎えている面々。

 

 

ただ、竹内さんが就職した会社は、「超」が付くほどのブラック企業の様子。その原因は、竹内さんが所属する部署の部長にあります。

 

 

部長の、他の社員に対する理不尽な言動を見逃せなかった竹内さん。ついに部長に意見を言い、部長からクビの宣告を受けます。

 

 

竹内さんは、円さんのアドバイスを得て出社を継続し、正式に「クビ」とはならなかったものの、部長からの嫌がらせを受けてしまいます。

 

 

一方、メキシコ料理店店長は、相談者から「お礼」といってお金を受け取ってしまい(店長が請求したわけではないのですが・・・)、そのことで殿村弁護士から非弁行為を主張されてしまいます。

 

 

そんな中、竹内さんは、会社から2500万円もの損害賠償請求訴訟を提起されてしまいます。請求の原因は、竹内さんが取引先に暴言を吐いたため会社の重要な商談が潰れ、会社に損害が生じたという内容。

 

もちろん、この請求の原因は虚偽の内容ですが、部長は、竹内さんに会社を辞めさせる目的でこの訴訟を提起したのです。

 

 

非弁行為を言われている店長には相談できない竹内さん。裁判手続きを弁護士に依頼する経済的負担を思うと、弁護士にも相談できず悩みます。

 

 

そんな時、みんなから「すがさん」と呼ばれている男性が「訴訟は本人でもできる」とアドバイスしてくれ、竹内さんは、そのアドバイスに従って本人訴訟を行うことにします。

 

 

とはいえ、相手は会社。竹内さんに有利な証言をしてくれる人はみつかりません。

 

 

そして会社側から請求された証人は、竹内さんの直属の上司。実は、この上司を庇って竹内さんは部長から「クビ」と言われてしまったのですが、上司は、会社に有利な証言を始めます・・・まさに「万事休す」の竹内さん。

 

 

ところが、上司は突然証言を翻し、これまでの部長の悪行を法廷で証言します。

 

 

実は、この上司、竹内さんや店長の言葉、そして「すがさん」の背中を押す一言で、法廷で真実を話す決心をしたのでした。

 

 

(後に発覚するのですが、この「すがさん」こそが円さんのお父さんなのでした!)

 

 

訴訟は、当然、急展開を見せます。

 

 

と、ここで突然ですが、実務のお話を

 

ドラマでは、円さんが「裁判長は原告に取り下げを促すでしょう」と発言しており、店長らは「これで大丈夫」と思ったことでしょうが、

 

 

私だったら、原告の訴えの取り下げには同意せず、原告の請求を棄却する判決を求めるかなと思います。

 

訴えが取り下げられれば、上司の証言も記録に残らない可能性があります。それよりは、今後のために、上司の証言を記録に残し、そして、理由がきちんと書かれた判決を受け取る方法を選びます。

 

原告の請求を棄却する判決が出てそれが確定すれば、もう同じ事実関係を主張した訴訟を起こされることはないでしょうし、詳細が判決書に記載されるわけではないとしても、今回の裁判が起こされた背景や部長の言動がある程度判決書に書かれれば、今後のためにもなるかもしれません。

 

ドラマでは、訴訟の手続きがある程度進んでいたので、訴えの取り下げは、被告の同意がなければできません(民事訴訟法261条2項)。

 

なので、私だったら、仮に原告が訴えを取り下げたいと言ってきても、同意はしないだろうなと思いました。

 

 

ともあれ、ドラマでは、部長が降格処分を受け、竹内さんや上司も仕事に励んでいるということなので、良かったですね。

 

 

店長の「非弁行為」についても、殿村弁護士の守秘義務違反発覚で、ひとまず「手打ち」となりました。

 

店長が困っている人の相談に引き続きのれるようになったのは良かったですが、ただ、非弁行為には注意してくださいね。

 

そしてなにより殿村弁護士! 守秘義務違反はだめですよ!

 

 

このドラマがこれで最終回となります。このドラマを通して、法律に少しでもおもしろさを感じてくださった方がおられればうれしいです。

 

また4月からの新ドラマでも弁護士ものがいくつかあるようです。このブログでもご紹介できればと思っています。

 

 

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2016.03.29

ドラマ「グッドパートナー」が始まります。

 2016年4月21日(木)21時からドラマ「グッドパートナー」

 

というドラマが始まるようです。

 

企業法務専門の法律事務所のドラマだそうです。

 

企業法務専門の弁護士は、企業法務は、企業に関する紛争解決や、危機管理、M&A等の

 

法律実務を扱い、ビジネス弁護士と呼ばれることもあります。

 

ドラマでは、元夫婦の弁護士が同じ事務所で、最強のパートナーとして

 

様々なドラマを繰り広げるようです。

 

刑事事件や離婚、金銭の貸し借り等の一般民事

 

事件を扱うドラマや映画はたくさんありますが、

 

今回のドラマのテーマは、珍しいと思います。

 

 

どのようなドラマになるのか、今から楽しみです。

 

 

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2016.03.25

どの弁護士に依頼するかは、会ってから決めてください。

「りんどう法律事務所の他、数件の事務所にも相談に行きました」とおっしゃられる方もおられます。

 

また、

 

「今日はりんどう法律事務所に相談に来させていただきましたが、このほか別の法律事務所にも相談の予約を取っています」とおっしゃられる方もおられます。

 

 

このほかに「色々な法律事務所のホームページの内容を確認しました」という方もおられます。

 

 

私たちは、それが普通のことだと思います。

 

 

顧問契約をしてくださっている方などは別でしょうが、「初めて弁護士に相談することができてしまった」という方の場合、知り合いの信頼できる弁護士がいなければ、弁護士を探すことになります。

 

 

そんな時に、だれかの紹介で依頼する弁護士を決めるという方も多いと思いますが、もし紹介を受けるにしても、依頼をするかどうかは、その弁護士に会ってから決めていただくべきだと思います。

 

 

どんな案件かはともかく、弁護士に相談することができた以上、それは真剣に対応していただく必要があることです。

 

 

手術するとなれば信頼できる医師に執刀してもらいたい、そう思われる方は多いのではないでしょうか。

 

 

生命、健康にかかわることではないかもしれませんが、でも、やはり今の悩みをどう解決するかということについては、ご自身が信頼できる弁護士に依頼していただくことが大切です。

 

 

そんな弁護士を、「友達に紹介してもらったから」というだけで決めて良いのでしょうか。

 

 

冒頭に書かせていただいたような方は、きっと、ご自身が抱えている問題に真剣に向き合われ、だからこそ、ご自身が相談する弁護士をしっかり探そうとされているのだと思います。

 

すごくご立派なことだと思うのです。

 

 

初めて会う弁護士としっかり話をしていただき、ご自身の大切な案件を一緒に取り組む弁護士が見つかることを願っております。

 

 

りんどう法律事務所(女性弁護士による法律相談)

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2016.03.24

相続関連の最高裁判所の判断が示される可能性があります。

 遺産分割でもめるというと、どのようなイメージがあるでしょうか。

 

もめる内容は、様々ですが、当事者で解決できない時には、

 

裁判所での手続を検討されることが多いと思います。

 

そのとき、全ての遺産分割の申立てが裁判所で受け付けてもらえるのか

 

というと、違います。

 

遺言書がなく、遺産が、預貯金しかない場合、最高裁判所の判例で、預貯金は、

 

相続開始時に相続人に当然に相続分い応じて分割されるため、調停を申立てたとしても、

 

未分割の相続財産は「ない」ということになります。

 

そのため、原則として、裁判所に調停を申立てても受け付けてもらえません。

 

ただし、相続人の全員が、話し合いの対象とすることに合意している場合は、

 

裁判所で話し合いをすることができるとされてきました。

 

このような取扱いをすると、例えば、寄与分がある人がいても、話し合いの対象とする

 

 

ことを、相続人の一人が反対したのならば、主張する機会がないという不都合がありま

 

した。

 

今回、最高裁判所が、預貯金が遺産分割の対象となるかどうか、大法廷に回付する

 

ことを決定しました。

 

最高裁判所の判断は、実務に与える影響が大きく、どのような判断が出されるのか、

 

注目していきたいと思います。

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大阪市北区西天満3丁目13番18号

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2016.03.23

ドラマ「マネーの天使」第11話を観ました~労基署に相談できない場合~

ドラマ「マネーの天使」第11話を観ました。

 

 

【ネタバレがあります。まだドラマ「マネーの天使」第11話を観ていない方はご注意ください。】

 

 

お笑い芸人のガルシアさんが、以前店長たちにお世話になったコンビ「サプライズ」さんに紹介されて、メキシコ料理店を訪れます。

 

店長、良かったですね。以前の依頼者から紹介していただけるというのは、この仕事をしていてすごくうれしいことです。

 

弁護士として依頼者と一緒に事件に取り組んでいるつもりですが、それでも一人よがりになっていないかなど不安になることもあります。

 

 

なので、以前の依頼者が、お悩みの方に当事務所を紹介してくださったりすると、なんか気持ちが通じ合ったみたいですごくうれしいです。しかも、その以前の依頼者の方とお話しし近況を教えていただければ、これほどうれしいことはありません。

 

 

 

ドラマに話を戻すと、聞けば、ガルシアさん、コンクールに優勝をし賞金10万円をもらったのに、所属事務所の社長は一銭も渡してくれないとのこと。その上、後輩の芸人よりも、ギャラが安いことも発覚。

 

労働基準監督署(労基署)に相談するも、ガルシアさんは「労働者」ではなく、所属事務所とマネージメント契約をしているだけだから、労基署の管轄外と言われてしまいます。

 

 

そこで、メキシコ料理店に相談にきたのでした。

 

 

所属事務所の社長は、外に対しては「自分は若手に優しい事務所。取り分は芸人が7割、会社は3割」と言っていたにもかかわらず、実態はそうではありません。

 

ガルシアさんは会社との間で契約書も作っていないそうで、その社長の発言を立証することはできません。

 

そこで考えた店長。所属事務所のオーディションを受けることにします。

 

問題は誰がオーディションを受けるか?ということになりますが、

 

竹内さんと・・・なぜか殿村弁護士。(殿村弁護士、引き受けたのですね!)

 

でもこの作成は失敗(当然ですが。笑)。

 

 

諦めたガルシアさんですが、後輩芸人で人気急上昇中の「アルミニウム・ゴーゴー」というコンビも社長のやり方に不満がある様子。その後輩らを助けてほしいと再度店長に相談にきます。

 

 

そこで円さんが作戦を思いつきます。

 

 

それは、アルミニウム・ゴーゴーの取材を利用して、社長の真の姿を公に晒すというものです。

 

 

円さんの読み通り、社長はカメラがあるとは知らずに社員に自分の横暴ぶりを得意げに話します。

 

 

これをきっかけに、事務所の社長が交代。

 

芸人さんの待遇が随分良くなったようでした。

 

 

 

 

 

今回は、法律とはほとんど関係のないお話しでしたね。

 

殿村弁護士との事件についての直接対決もなかったですし(笑)。

 

 

 

 

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2016.03.22

遺産分割はお早めに

 相続が発生して遺産分割をする時に、何時の時点で遺産の評価をするのか

 

という問題があります。

 

 

人が亡くなり、直ぐに遺産分割をすれば、遺産の評価は大きくかわることはありませんが、

 

長時間経過した後に遺産分割をすると相続が発生した時点で価値があった物が分割の時点

 

では、大幅に値下がりしているような時には、価値があるとみて分割すると不公平になる

 

ことがあります。

 

 

一律に何時の時点ということは、法律で決まっていません。

 

そのため、事案に応じて何時の時点にするのか考え方は分かれています。

 

相続開始から相当期間が経過していて、財産の評価が変わってしまっている時には、

 

「分割時」基準にしますが、相続開始からあまり時間が経過しておらず、

 

相続時を基準に分割することもあります。

 

 

相続が発生して、遺産分割をしないまま過ごしているうちに相続人が亡くなると、

 

相続人も変わることもあります。

 

相続が発生した場合には、できるだけ早くに遺産分割をされることをお勧めします。

 

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2016.03.18

相続法の改正③~夫が亡くなったら夫名義の不動産で生活できない?

先日、配偶者の居住権の保護を図る改正案について記載しました。今回も同様の観点からの改正案について説明したいと思います。

 

 

一方配偶者名義の不動産で生活をしていたところ、その配偶者が死去し相続発生した場合、他方配偶者がその不動産に生活し続けることが困難な場合があることについては、先日当ブログで記載した通りです。

 

 

この問題を解決するため、遺産分割が成立するまでの間、配偶者がその不動産で生活ができるようにしようとする改正案については、当ブログの記事を参考にしていただければと思います。

 

 

ただ、前回記載したのは、あくまでも「遺産分割が成立するまでの間」のお話しです。

 

 

これでは、結局、他の相続人に対して代償金等が支払えない配偶者は、いずれこの不動産から出ていくことを視野に入れなければなりません。

 

 

そこで、今回、他に提出される予定の改正案が次のようなものです。

 

「配偶者が相続開始時に居住していた被相続人所有の建物を対象として、遺産分割終了後にも配偶者にその建物の使用を認めることを内容とする法定の権利(以下「長期居住権」という。)を新設し、配偶者は、遺産分割(協議、調停又は審判)において、終身又は一定期間効力を有する長期居住権を取得することができるようにする」(法務省のホームページより)。

 

 

従来は、配偶者がこのままずっと被相続人所有の不動産で生活をしていくためには、配偶者自身が、遺産分割により不動産の所有権を取得するか、もしくは、この不動産を取得した者との間で使用貸借や賃貸借契約を締結する必要がありました。

 

しかし、配偶者自身が遺産分割により不動産を取得しようとすれば、場合により結構な金額の代償金の支払いが必要になる可能性もあり、また使用貸借や賃貸借も遺産分割後に別途所有者となった者との契約が必要となり、「絶対に今後も住み続けることができる」というほどものとは言えません。

 

 

 

もしこの改正案が立法化されれば、不動産の所有権を取得するほどの代償金支払いをせずに、自分がずっとこの不動産に住み続けるということが可能となるものと思われます。

 

また、不動産の所有権は遺産分割により息子が取得するが、妻は死ぬまでの間ずっとその不動産で生活をするという分割方法も可能になると思われます。

 

この妻の長期居住権が制度化されれば、被相続人が遺言で、妻に長期居住権を取得させることも可能となるかもしれません。

 

 

 

被相続人の家族らの今後のライフスタイルに沿った、これまでより柔軟な遺産分割が可能になる可能性があると言えるのではないでしょうか。

 

 

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2016.03.17

ベッキーさんの報道から

 今年の年明けから、ゲスの極み乙女の川谷さんとベッキーさんの問題が報道され、

 

現在も、川谷さんの言動が報道されています。

 

ベッキーさんは、会見で、川谷さんとは「友人」と言っていましたが、

 

流失したLINEが本物であって、川谷さんの実家に正月に行くとう事情から

 

みても、「友人」と言い切るのは厳しいのではないでしょうか。

 

そうなると、川谷さんの妻からベッキーさんに慰謝料請求されることもありえます。

 

 

慰謝料請求が認めらえるためには、ベッキーさんの主観として

 

「故意または過失」があることが要件となります。

 

不貞相手への慰謝料請求の時に、よく争点となるところです。

 

妻がいることを知らなかった場合、「故意」はなかったことになります。

 

ただし、「過失」がある場合には、慰謝料請求が認めらえることがあります。

 

報道では、ベッキーさんは、始めは、川谷さんに妻がいることを知らなかったようですが、

 

川谷さんから、話を聞いてしったのであれば、少なくとも、その時点からは、

 

故意があったということになると思います。

 

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2016.03.16

ドラマ「マネーの天使」第10話を観ました。~エステ、解約できますか?~

ドラマ「マネーの天使」第10話を見ました。

 

【ネタバレがあります。まだドラマ「マネーの天使」第10話をご覧になっていない方はご注意ください。】

 

友人に連れられてメキシコ料理店を訪れた咲良さん。

 

話を聞けば、1か月前から通い始めたエステに行くたびに何かしらの商品を交わされ、困っているとのこと。

 

 

エステティックなどは、1か月を超える契約で金額が5万円を超える場合には「特定継続的役務」と指定され、特定商取引法の規制対象となります。

 

そして、特定商取引法48条により、法律で決められた書面を受けとってから8日以内であれば、書面により契約の解除をすることができます(これをクーリング・オフといいます)。

 

ところが、円さんが確認したところ、すでに1か月が経過しており、クーリング・オフを使うことはできません。

 

そこで、特定商取引法49条により、中途解約をすることにした店長たち。

 

 

クーリング・オフと中途解約の関係、皆さま、ドラマを見ていて分かりましたでしょうか。

 

 

ここで出てきた、クーリング・オフは「解除」ですが、中途解約はあくまでも「解約」です。

 

解除と解約は法律的には異なります

 

解除は原則として、「はじめから契約はなかったもの」となりますが、解約は「今後の分を解約する」というイメージです。

 

ですので、中途解約の場合は、クーリング・オフと異なり、業者側は、既に提供された役務の対価や損害賠償を消費者に請求できることとなります。

 

とはいえ、損害賠償として、たとえば一括で支払っている代金の返還を拒まれては中途解約の意味がありません。

 

このため、特定商取引法49条は、中途解約された業者側が、消費者に対して解約により請求し得る損賠賠償請求の金額の上限を定めることにより、消費者を保護しています。

 

たとえば、エステの場合、役務提供開始前であれば、損害賠償額の上限が2万円ですので、2万円を超える部分でエステ側がすでに受け取った金員があれば、それは消費者に返還する必要があります。

 

 

この中途解約を行い、未使用商品の代金の返還を受けようと考える店長たち。

 

 

ところが、エステ側の責任者は「商品については、エステとは関係のない商品だから、中途解約の対象とならない」と主張。

 

 

これに咲良さんが異論を唱えます。「これを使えば絶対痩せると言ったのに、全然痩せない。それでも解約できないっておかしくないですか」と。

 

 

ここで慌てるエステの責任者。「絶対痩せるなどとは言わないはずですが」。

 

 

特定商取引法9条の3は、不実のことを告げた勧誘を受けた、消費者がその内容を事実であると誤認し契約申し込みをした時、申込みの意思表示を取消すことができると定めています。

 

 

もし、エステ側が「絶対にこの商品を使って痩せる」などと述べて、咲良さんを勧誘し商品を購入させたのであれば、この9条の3に該当し、契約を取り消せることとなるのです。

 

 

エステシャンのこの発言を否定する責任者。

 

後日、咲良さんは、エステシャンの発言を録音したデータを示し、店側に責任追及。

 

エステの責任者は、驚き、咲良さんの主張をすべて認め、お詫びとして残りの商品をすべて無料で咲良さんに残していきます。

 

これで一件落着・・・。

 

 

かと思えば、実は、咲良さんは、録音データを編集する手口で、他のエステにもクレームをつけていたことが発覚。

 

咲良さんのこのような行為は、「証拠の偽造」であり完全な不法行為です。場合によっては詐欺罪を構成することにもなります。

 

店長らは責任を感じて、咲良さんを反省させるべく奮闘します。

 

円さんのアイデアで事実を認めた咲良さんは、きちんとエステ側に謝罪をし、なんとか事件化することはなかったようです。

 

謝罪が真摯なものであったためかエステ側の理解も得られたようですし、結果的には良かったと言えるかもしれませんが、実務で、もしこんなことがあれば一大事です。

 

個人的にはドラマを見ていてヒヤヒヤしました。

 

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