りんどう法律事務所のブログ

2014.02.28

本の紹介(2月27日付ブログの続きです)

前回のブログの続きです。

(小説「検事・沢木正夫 第三の容疑者」のネタバレがありますので、ご注意ください)

少年の時に罪を犯した人が、将来弁護士になれるの?


答えは、弁護士になることができます。


少年法は、第60条1項
「少年のとき犯した罪により刑に処せられてその執行を受け終り、又は執行の免除を受けた者は、人の資格に関する法令の適用については、将来に向つて刑の言渡を受けなかつたものとみなす。」と定めています。


この条文は、有罪であったことがなくなると言うものではありません。
一定の資格取得の欠格事由がある資格(弁護士、教員、薬剤師など)
がありますが、少年時代の犯罪によって、資格取得の欠格事由となる
不利益を科さない趣旨の規定です。


この規定があるため、少年の時に罪を犯していても弁護士になることが
できるのです。


第三の容疑者では、少年は、少年院に入ったと書かれていましたので、刑罰には服して
いないのかもしれませんが、その場合も、弁護士になるのに資格制限はありません。
少年は、姓名を変え、弁護士として立派な人物として成長します。


しかし、悲劇が起こるのです。
最後には、切ない気持ちになるお話でした。

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2014.02.27

本の紹介

小杉健治さんの「検事・沢木正夫 第三の容疑者」という本の紹介をします。


(ネタバレがありますので、ご注意ください)

ある強盗殺人事件で無辜の罪によって罰せられそうになっている人を救おうとする人、
その人が見つけてきた有能な弁護人(新田弁護士)がいます。
裁判が係属していて、弁護人の力により、無実を勝ち取れそうです。


そのような中、ある殺人事件が発生します。
その事件で逮捕された被疑者も無実の可能性があるなか、
真犯人を追う沢木検事。


沢木検事は、真相を突き止めます。
殺人事件の犯人は、新田弁護士だったのです。
新田弁護士は、中学の時に、同級生を殺してしまいます。


ここで、殺人を犯した人が弁護士になれるの?
と疑問に思われるのではないでしょうか。


次のブログに続く。

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2014.02.26

夫婦関係を「円満」にするために話し合う調停って?

「夫婦関係円満調整調停」というものがあることを御存知ですか?


離婚調停であれば御存知の方も多いと思います。


この「円満調整調停」は、簡単に表現すると、離婚調停の「逆」、つまり、離婚に向けた話し合いをする調停ではなく、夫婦関係を改善させるために話し合う調停です。


家庭裁判所は、離婚に向けた話をするばかりではなく、夫婦関係の改善のために話し合う場を設けてくれるのです。


例えば、夫と喧嘩をしてしまい、夫が自宅を出て実家に戻ってしまった。当事者同士では感情的になってしまってなかなか話し合いもできない。

こういう時、信頼できる親族や友人を通して、仲直りの話合いをされる方もおられると思います。


その親族や友人が、調停委員会に替わるというイメージです。


「家庭裁判所ってそういう話し合いもできるんだ」そんな風に思って、こういう手続きもあるということをどこか頭の片隅にでも置いておいて頂けると、もしかしたお役に立つことがあるかもしれません。


ただ、「家庭裁判所で話し合いましょう」という方法ですので、相手が困惑することもあり得ます。調停申立の際には慎重に検討いただきたいと思います。

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2014.02.25

小説「天地明察」と「花よりもなほ」を読みました。

最近続けて時代小説を読みました。

天地明察と「花よりもなほ」。

両方とも映画公開もされており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

主人公が異なるタイプで、作風も違った印象ですが、時代設定は、ともに「太平の世」への転換を迎えた江戸時代(中期頃)です。戦乱の時を経て「太平」に移り替わってきたからこその時代背景、世間の価値観の変化の中で、主人公の心情の変化や挑戦が描かれていました。

「天地明察」の主人公は、まっすぐな性格で勤勉、ともすれば愚直なタイプ。一方、「花よりもなほ」の主人公は、ノーとは言えず人に流されやすい面もありそうです。

タイプの違う二人の共通するところは「素直」と言ったところでしょうか。自分や人の想いを受け入れながら、自分に課された命題に自分なりに取り組んでいく。二作とも、そのような主人公を中心に話が進んでいきます。

「天地明察」は実在の人物を描いたもので、「花よりもなほ」は作者が「復讐」について書いたというフィクションですが、どちらも、時代小説はちょっと苦手という方でも読みやすい作品かと思います。

ちなみに、読了後知ったのですが、映画の主人公は、二作とも、岡田准一さんが演じられたようです。個人的には、異なるタイプの主人公をどのように演じ分けられたのか、機会があれば、映画を観てみたいなと思います。

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2014.02.24

ドラマ「慰謝料弁護士」第7話を観ました ~弁護士は「潜入調査」をするのか?~

ドラマ「慰謝料弁護士」第7話を観ました。

【ネタバレ要素があります。まだ「慰謝料弁護士」第7話をご覧になっていない方はご注意ください】


今回は、結婚相談所が相手。

依頼者の話は「結婚相談所に登録して時間が経つが、まだ結婚できない。結婚相談所に会員料と慰謝料を請求したい」というものでした。


これだけを伺った時点では、難しそうなご依頼内容です。

結婚相談所は、「結婚ができること」を保証しているわけでも、「結婚させること」を業務の内容にしているわけでもないのでしょう。つまり、結婚に至らないからといって、債務不履行等になるわけではありません。


ただ、袴田弁護士が言っていたように、サクラを使ったり、出会いを故意に妨害していたのだとすれば、債務不履行や不法行為になり得ます。

もっとも、これらを立証することはかなり難しそうです。

会員同士で横のつながりがどこまで築けるのかは分かりませんが、自分のお見合い相手とそのような話をすることはあまりないでしょうから、「サクラ」や「妨害」の証拠を得ることは困難と思います。

ましてや、ドラマで問題となった結婚相談所は、会員を2パターンに分けて、積極的に紹介していく会員と、そうでない会員を分けていたというのですから、より一層証拠を掴むことは難しそうですね。


そこで、ドラマで出てきたのが潜入調査でした。


しかし、これは結婚相談所から「営業妨害」と言われる可能性がある危険な行為です。

なにしろ、結婚相談所は、結婚する意志のある人同士が出会えるようにする会社です。結婚をする意思がない人が、お見合いに参加したとなれば、その相談所の信用に傷がつく可能性もあります。結婚相談所から「営業妨害」の警告がなされるのもある意味当然です。

二時間サスペンスドラマ等でもおもしろい設定のものがありますが、弁護士が「潜入調査」するというのは、まずありません


権利を実現するために、法律で定められた権限を使って調査することもありますが、それができるのは、あくまでも法律で認められた目的・方法・範囲に限ります。

そもそも、もし潜入調査をするとなったら、それはそれは特殊かつ高度な能力も必要でしょう。ドラマ中でくるみさんが尊敬するドラマの「潜入捜査官マリリン」のように。

しかし、このような能力がない弁護士の方が多いのではないでしょうか(個人的な感想です)。


とはいえ、ドラマは、潜入調査のシーンが今回の醍醐味の一つでしたね。そして、「慰謝料弁護士」第7話は、この潜入調査の甲斐もあり、無事解決となりました。


さて、次回は、イクメン専業主夫 vs. キャリアウーマン妻。


「イクメン」という言葉が使われるようになった最近。こういうご夫婦もおられるでしょう。

次回も楽しみです。

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2014.02.21

交通事故を目撃して・・・

先月、2件の交通事故を目撃しました。


2件とも物損のみで人身事故ではなかったのですが、
事故が起こる瞬間を目撃すると
交通事故の恐ろしさを再認識させられます。


1999年の道路交通法改正により、自動車を運転しながら携帯電話等を通話のために使用すること、モニター画面等に表示された画像を注視することが禁止されました。


暫くは、抑止効果があったようですが、その効果も薄れてきたため、2004年にはさらに改正があり、携帯電話等を手で保持して通話するために使用すること、モニター画面等を手で保持して表示された画像を注視するという行為自体に5万円の罰金が科されることになりました。


この法律は、自動車のみが対象となっており、自転車は適用されません。


自転車に乗りながら携帯電話で通話をしていたり、
画面を注視しいている人を見かけることがあり、
歩行者のこちらが、ヒヤッとする時があります。


最近では、自転車事故での高額な損害賠償金が裁判所で認定されています。


交通事故により、加害者側も被害者側も大きく人生が変わります。
ほんのちょっとの注意で防ぐことができる事故もあります。
事故を目撃して、私自身も事故を起こさないよう、
気を引き締めて行動しようと思いました。

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2014.02.20

チーム戦の意味 ~弁護士もチームの一員です~

いよいよフィギュアスケート女子が始まりました。

ショートプログラムを終えた現在の順位、皆様はどう思われているでしょうか?
4年に一度の空間での演技。残すはフリーですね。
選手のみなさんが悔いのない演技をできることを祈るばかりです。

17日には、スキージャンプ団体が銅メダルを取りましたね。

各選手それぞれが色々な苦難にある中でのメダル獲得。本当に素晴らしく、感動をいただきました。
試合後のインタビューを聞き、それぞれの方の想いを知り、頭が下がる思いさえしました。

チームで戦うというのも、個人のそれとはまた違った、気持ち、結果を引き出すきっかけになるのかもしれませんね。

話は少し変わってしまうのかもしれませんが、

私たちも弁護士という仕事はチームで行うものだと考えています。

依頼してくださった方がチームの代表です。そのチームに、私たちが入り、チームの一員として、自分たちが経験してきたことや知識を活かして、チームの総力として取り組んでいく。

実際に事件に関わらせていただいて、そういう想いを抱くことは何度もあります。


特に離婚相続など家庭内の問題の場合、専門的知識もさることながら、依頼者の方のお気持ちやその時の状況といったことを知ることも大事な要素となります。


チームの代表である依頼者の方と、一緒に状況を確認しながらともに考え問題に取り組んでいく。

一人で悩むのではなく、チームだからこそ出来ることがきっとある。

私たちはそう信じています。

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2014.02.19

ドラマ「慰謝料弁護士」第6話を観て ~不貞を根拠付ける証拠力が否定される時~

ドラマ「慰謝料弁護士」第6話について書きます。


【ネタバレ要素があります。まだ「慰謝料弁護士」第6話をご覧になっていない方はご注意ください。】

袴田弁護士の過去が明らかに・・・という雰囲気で始まりましたが、結局、離婚事件専門の弁護士になった理由はまだ不明のままですね。


最近は離婚事件を積極的に扱う弁護士も増えてきたように思いますが、
「離婚事件に積極的に取り組んでいます」と言うと、同業者から不思議がられることもあります。

私たちからすれば、不思議がられることが、不思議なのですが・・・。

さて、話をドラマに戻します。

不貞行為を理由に離婚請求と慰謝料請求をされたものの、なんと、その不貞の存在を否定できたという事案でした。


ドラマで証拠として示された、ホテルから女性と出てくる写真は、不貞の存在を推認させる重大な証拠と言えます。


しかし、
●不貞相手とされる女性側が、男性を酩酊させたという事実
●不貞相手とされる女性と妻が知り合いだったという事実
●不貞相手とされる女性は、過去にも同様のケースに関わっていた疑いがあるという事実
●そして、夫は病気のため性的交渉が不可能であったという事実

さすがにここまでの事実関係が明らかとなれば、実際の裁判でも、不貞行為の存在が否定される可能性は高くなります。


むしろ、ドラマの中で話されていた様々な事情に基づけば、妻側に慰謝料支払義務が認められそうな事案でしたね。

次回は、「離婚」案件とは違い、結婚相談所相手の請求のようですね。
どのような事実関係があるのか。

次回を楽しみに待ちたいと思います。

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2014.02.18

養子縁組の解消方法

子供を連れて再婚し、再婚相手と子供が養子縁組
をすることがあります。


しかし、残念ながら再婚相手との離婚することに
なった時には、再婚相手と子供の養子縁組を解消
することがあります。
必ず解消するものでも、当然解消されるものでもありません


解消する(離縁)する方法としては、
① 協議離縁(民法811条)
② 調停離縁
③ 裁判離縁(民法817条)
があります。
ただし、特別縁組の場合は③の方法でしか離縁はできません。
それも、要件が定められています(民法817条の10)


多くの場合、離婚と共に①の方法で解決するのでしょうが、
時には、②、③の手続をとる時があります。


当事務所は、家族の問題に関して扱っていますので、
離婚のみならず、養子縁組のことでお悩みに方は、
ご連絡いただけたらと思います。


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2014.02.17

財産分与の注意点

離婚の際に決めなければならないことが
ありますが、その時に決めなくても
離婚後に決めることができるものもあります。
 
 
ただし、時効には注意しなければなりません。
慰謝料、財産分与、年金分割、養育費等
それぞれで、時効の期間も起算点も違います。
 
 
財産分与の時効の起算点は、離婚成立時    
 
期間は、2年間です。(民法768条2項)
 
財産分与の金額を決める時に婚姻費用の支払いが
滞っていた際には清算することにもなります。
 
 
また、単純に夫婦の財産を分ける清算するというだけでなく
請求している方に扶養の必要性がある場合には、その要素も考慮して
金額を決める時もあります。
 
 
財産分与を請求をしたいとお考えの方は、まずは、確認のためにもご相談
されることをお勧めします。
 
 
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