りんどう法律事務所のブログ

2014.01.31

配偶者の財産について、あなたはどの程度ご存じですか?

離婚裁判で財産分与を求める場合、財産が、どこに、どれほどあるかということが明らかにならなければなりません。


さて、このブログを読んでくださっている方に質問です。あなたの配偶者がどこに、どの程度の財産をお持ちか、ご存知ですか。

「分かっています」とお答えくださった方に、引き続き質問です。

では、その財産は、どの銀行のどの支店にあるか御存知ですか?相手がどの会社の保険に入っているかご存知ですか?相手がどの会社の株を持っているかご存知ですか?


「はい、大丈夫です。分かります」とお答えくださった方に、最後の質問です。

配偶者宛に、金融機関、保険会社、証券会社などから送られてきた書類の現物、もしくはそれらのコピーや写真をお持ちですか?


今現在、夫婦仲に問題がない場合、ここまでの資料を保管されている方はほとんどおられないと思います。

もしお二人の間で離婚の話が浮上した時、まず努めていただきたいのは、相手の財産の把握です。最低限、どこの金融機関のどこの支店(支店までの把握が必要です)か、どこの保険会社か、どこの証券会社か等の把握は必要と思って頂きたいです。

その上で、もし可能であれば、その取引に関する書類を保管していただくか、もしくはコピーか写真を撮っていただければ完璧です。


もし、相手に自分の資産管理も含めて全てを任されているのであれば、ご自身についても同様の把握が必要となるとご理解しておいてください。

確かに、ご自身が取引主体ですので、ご自身が取引先に照会をかければその内容が把握できますが、なにしろ照会先がわからなければ、その財産だけが取り残され、把握されないまま時が経過してしまうという可能性も生じます。

財産分与がいざ問題になったとき、問題になるのが、①財産があるのかないのか、②財産があるとしても、それが財産分与の対象となるのか否かという点です。

今回は、この①の点から、財産分与に備えた準備を書かせていただきました。②についても、近いうちに書かせていただく予定にしております。

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2014.01.30

離婚をスポーツに例えると???

離婚事件をスポーツに例えるとなんだと思いますか?
 
 
私は、「マラソン」だと思います。
 
 
離婚事件の解決には、時間がかかるので、途中で息切れして
しまわないように持久力が必要です。
息切れして、リタイアし相手の要求のみ受けいれることも
勇気だとは思いますが、やはり、ペース配分はしなければ
ならないと思います。
また、ここぞという時に力を入れる瞬発力、タイミングの判断
が必要とされます。
 
 
焦ってしまっては、良い結果に結びつかないこともあります
また、走りきるためには体調管理も重要です。
 
 
事前の準備なく、フルマラソンを走れと言われたら、
誰だって根をあげたくなると思います。
 
 
私どもの事務所の弁護士は、皆様とともに
走りきる気持ちで事件に取組んでいます。
 
 
ただ、完走することだけが問題解決の全てではないとも
思っています。
離婚がゴールだとすると、ゴール以降の人生もとても大切なものです。
この点は、ゴールすると終わるマラソンとは違うのかもしれませんね。
 
 
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2014.01.29

裁判離婚の終結の種類

調停で離婚が成立しなかった時、
訴えを提起して裁判をすることになります。
 
 
裁判を提起して「離婚」となると、
判決」と「和解」による離婚があります。
 
 
和解」は、当事者の合意があれば成立しますが、
合意ができなければ、「判決」になります。
 
 
判決」の場合、納得がいかない当事者は、
上級裁判所に上訴することができるため、
裁判は長期化することがあります。
 
 
一方、「和解」の場合、上訴はできません。
 
 
どちらの方法の「離婚」になるかは、
事案によって異なるため、一概に述べることは
できませんし、ご相談を受けた段階で
弁護士でも予測はできません。
 
 
当事務所では、手続が進行している中で、当事者の方と
じっくりお話をして解決するように努めていますので、
裁判での離婚をお考えの方は、一度ご相談いただけたら
と思います。
 
 
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2014.01.28

ドラマ「慰謝料弁護士」第3話を観て ~モラスハラスメントって?~

ドラマ慰謝料弁護士3話は、熟年離婚のケースでした。


【ネタバレ要素があります。まだドラマ「慰謝料弁護士」第3話をご覧になっていない方はご注意ください】

今回の離婚原因は、端的に述べると、モラルハラスメントということになるでしょう。

このモラルハラスメント、短縮した表現でモラハラと言われることもあります。

離婚の原因にモラルハラスメントが主張される事件は、実際にも増えてきているように感じます。暴言や、経済的嫌がらせ、性的嫌がらせなどが、モラルハラスメントの代表例とも言えるでしょう。

そして、このような嫌がらせも、程度や内容によっては離婚原因となり得ます。場合によっては、慰謝料発生事由ともなるでしょう。

「慰謝料弁護士」第3話で描かれていた夫の言動も、個人的には、深刻なモラルハラスメントにあたると感じました。あの様な状態が日々続いていたのであれば、妻の離婚決意も頷けます。

ただ、暴力によるDVよりも、モラルハラスメントの証拠が残っていないケースが多いのが実情です。

また、暴力によるDVよりも、相手方がモラルハラスメントをしていたことを認めないことが多いように感じます。時に、相手が自覚していないケースもあります。

その一方で、安易にモラルハラスメントである旨主張されるケースもあったりします。


暴力によるDVと同じく、それを受ける側にとってはとても辛いモラルハラスメント。
一方で、安易にモラルハラスメントが主張されるケースがあるのも事実。

この狭間で私たちも悩むことが多くあります。

この意味でも、出来る限りこれらを示す証拠を集める必要があります。

今回の「慰謝料弁護士」第3話では、依頼者である妻も、そして袴田弁護士も、周到な準備をしていましたね。

苦しいと感じる生活を1年も継続しながら準備をしてきたのですから、妻もよく我慢されたと思います。

今回のケースは、早くから弁護士に相談されていたことが、納得の結果に寄与したのではないかと思います。


いい離婚は人を成長させる」。最後の袴田弁護士の言葉です。
依頼していただいた方が心からそう感じていただけるよう、私たちも尽力したいと思います。

さて、次回は、これまでと異なり、夫側の依頼のようですね。
男性側の離婚請求は、女性側からのそれとはまた違う視点での配慮が必要となることもあります。

袴田弁護士の対応を楽しみにしています。

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2014.01.27

妊活・不妊治療に夫婦の関係が破綻していた?

森三中の大島さんが、「妊活」のため、休業するとのことです。
 
 
妊活、不妊治療をしている夫婦も増え、有名人、芸能人が
活動・治療をしていることを公表することにより、同じ
活動をしている方にとっては、励みになるのではないでしょうか。
 
 
さて、「妊活・不妊治療」をしたとしても、将来、良好な夫婦関係が
続くとは限りません。
 
 
残念ながら離婚を選択することになった時、「妊活・不妊治療」をしていた
時期は、夫婦の関係が破綻していたといえるでしょうか?
 
 
妊活・不妊治療をするには、経済的、精神的に負担が大きくかかり、
パートナーの協力が不可欠です。
子供を授かるという同じ目標に向けて活動している夫婦関係を
客観的にみて、破綻していたということは難しいのではないかと
思います。
 
 
大島さんは、過去に悲しい思いをされているそうですので、
今回は、お子さんを授かる事ができるように
頑張って欲しいと思います。
 
 
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2014.01.24

電話での法律相談、これができると便利なのですが・・・

当事務所では、現在のところ、お電話での法律相談を承っておりません。

これは、①電話のみの場合、ご相談者様のご本人確認が困難であるためです。


ご本人確認を行わずにご相談内容を伺うということを行っていると、以前にご相談された方やすでに当事務所にご依頼されている方の相手方(争っているお相手)の相談に、弁護士が知らずにのってしまうという可能性も生じかねません。

当事務所では、このような事態を防ぐ意味でも、初回相談に来られた方には、運転免許証等身分証明書のご提示等をお願いするようにしております。


また、②お電話での法律相談では、プライベートな部分にかかる事実確認や詳細な事実確認を行うことが困難な場合もあり、充実した法律相談を行えない可能性があります。


さらに、③お電話での法律相談では、証拠になる可能性がある資料等を実際に弁護士が確認させていただくことができず、そのため中途半端な回答しかできない可能性があります。


当事務所で重点的に取り扱っております離婚事件相続事件においては、特に、上記②の点を軽視することはできません。

離婚事件相続事件では、家族や友人にも話したくない事実関係をお話しいただくこともあります。

当事務所としては、散々悩まれた結果、ようやく弁護士に相談してみようと思われたご相談者様のそのお気持ちを大切にし、出来る限り1回の法律相談を充実したものにしたいと考えております。

だからこそ、お互いに顔を合せてじっくりとお話しをさせていただきたいと思うのです。

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2014.01.23

相続財産管理人とは・・・

不在者財産管理人について以前、記事を書きました。
 
 
不在者財産管理人と似ているものとして
相続財産管理人というものがあります。
 
 
相続財産管理人は、被相続人が亡くなっても
相続人の存在、不存在が明らかでない時に、
(相続人がいても、全員が相続放棄をした場合も)
家庭裁判所は、利害関係人または検察官の
申立てにより、相続財産の管理人を選任します。
 
 
不在者財産管理人と相続財産管理人の違いは、相続人の有無です。
 
 
選任された相続財産管理人は、被相続人に債務がある場合には、
債権者に対して支払いをします。
 
 
また、特別縁故者がいる場合には、その人へ遺産を分与したり
します。
 
特別縁故者とは、被相続人と特別の縁故の会った者のことで、
例えば、被相続人の面倒をみてきた、療養看護をしてきた、
被相続人と生計を同じくしていた者のことをいいます。
特別縁故者にあたると思われる方は裁判所に
特別縁故者に対する相続財産分与の手続きをする必要があります。
 
 
相続人がいないと、被相続人の財産は、最終的には国庫へ帰属する
ことになります。
 
 
 
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2014.01.22

離婚の合意ができました。公正証書を作った方が良いのでしょうか?

離婚のご相談の際、「公正証書は作った方が良いですか?」というご質問をいただくことがあります。

確かに、公正証書は、当事者同士での口約束よりも、合意がしっかりした形で示されるため、作成するのが望ましいこともよくあります。

ただ、実際、相談を伺っていると、公正証書を作る必要がある場合と、それほど必要が感じられない場とがあります。

例えば、
①離婚に際して完全に条件面について双方ともに納得しており、養育費の負担や、慰謝料、解決金等の支払い将来にわたって分割払いとする内容の合意である場合。

このような場合は、公正証書を作成するにふさわしい場合と言えることができるでしょう。


けれども、例えば、
②離婚に際して、慰謝料や財産分与等はすでに支払い済みであるような場合、二人の間に扶養の必要な子どもがいないのであれば、

特段、公正証書を作る必要はないようにも思います。

公正証書を作成するメリットの一つは、養育費や、将来支払う約束をした慰謝料等の支払いについて、場合によって、強い力(簡単に表現すれば、義務者がこの義務を履行しなかった場合には、一定の手続きを経た上で強制執行ができる力です)を与えることができることです。

つまり、離婚と同時に、今後の金銭のやりとり等が一切生じない場合には、公正証書を作るメリットがその分少なくなります。

とはいえ、これ以外の事情で、公正証書を作った方が良い場合も考えられます。

もしご不安な場合には、一度ご相談いただければと思います。

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2014.01.21

家庭裁判所?地方裁判所?管轄はどちら?

離婚の調停が不成立になったら、
離婚の裁判を提起します。
 
 
離婚の裁判提起は、家庭裁判所、地方裁判所いずれにするのでしょうか?
 
 
家庭裁判所に訴え提起をするものと思われるでしょう。
それで正解です。
しかし、以前は、そうではありませんでした。
 
 
平成16年4月より離婚裁判の管轄が、地方裁判所から
家庭裁判所に権限が移管しましたので、
これ以降は、離婚の裁判は家庭裁判所に提起する
ということになりました。
 
 
家族・家庭の問題と言えば、相続に関することがあります。
家庭の問題だから家庭裁判所で全て裁判、調停できる
と思われるかもしれませんが、そうではありません。
 
 
例えは、相続でも遺産の範囲(相続財産の範囲)に争いがあり
ある財産が遺産かどうか確認する必要がある場合には、
地方裁判所で裁判をすることになります。
 
 
また、遺留分減殺請求は、家庭裁判所で調停をすることができますが、
調停が不成立となった場合、解決をするには、
地方裁判所に訴え提起することになります。
 
 
相続の分野では、管轄に注意する必要があります。
 
 
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2014.01.20

ドラマ「慰謝料弁護士」第2話を観て ~ 不貞相手に対する慰謝料200万円って高い?安い?~

ドラマ「慰謝料弁護士」第2話を観ました。

【ネタバレです。まだ「慰謝料弁護士」第2話をご覧になっていない方はご注意ください】


今回は、夫の浮気相手に対する慰謝料請求が題材でした。しかも、裁判での請求です。

不貞相手に対する慰謝料請求。


裁判では、様々な事情の存在があって請求が認められます。そして金額も判断されます。


なので、ドラマのように、不貞相手に対して慰謝料200万円が必ずしも認められるとは限りません。

あのドラマの場合、不貞の回数も決して少なくはなく、そして、相手女性の訴訟態度は相当に悪いものでした。嘘の主張をしたり証拠を偽造したり。これらの事情は、金額が高くなる事情として影響を与える可能性があります。


一方、不貞相手に対する訴訟の時点では、原告と夫との夫婦関係は、その不貞によって崩れた(破綻した)という状態ではありませんでした。別居もしていませんし、離婚の話合いもされていません。夫は、陳述書を提出する形で、裁判でも妻に協力していました。


こういう事情は、慰謝料金額の減額事由となる可能性があります。

ドラマでは、判決言渡しの後、妻から夫に対して、離婚の求めと慰謝料の請求がされましたが、あくまでそれらは判決言渡しの後で生じた事情です。少なくとも、あの判決時点では、原告と夫の夫婦関係が不貞によって破綻したという事情は客観的にはありませんでした。


こういう事情がある中で慰謝料200万円というあのドラマでの判決は、皆さんにとって、高かったでしょうか、それとも安かったのでしょうか。


相場があるようでない、ないようである、慰謝料。

いかに多くの事実関係を依頼者から伺い法的にどう考えるのか。これが弁護士の務めです。

次は熟年離婚ですね。

「熟年離婚」という言葉が定着しましたが、それはつまり、以前に比べてそのような離婚が増えたということなのかもしれません。


熟年離婚ならではの問題もあったりします。

そういう点もドラマで描かれていればいいですね。

次回も、ここで触れることができればと考えています。

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