りんどう法律事務所のブログ

2013.12.27

ご挨拶

本日は、事務所の仕事納めの日です。
本年も多くの方々にお世話になりました。
この場をかりてお礼申し上げます。
 
 
歳を重ねるごとに、一人で生きているのではなく、
多くの方に支えられて生きていることを実感する
ようになりました。
 
 
来年も私どもが誰かの支えになれるように、
また、少しでもお返しができるように
精進して参りたいと思います。
来年もどうかよろしくお願い致します。
 
 
1月6日より通常どおり業務を開始致します。
 
*****************
りんどう法律事務所
06-6364-7778
****************

2013.12.26

結納金は返してもらえるの?

最近の婚姻では、形式手的なことにこだわらない
方もいらっしゃるので、結納をしない方も
いらっしゃいます。
 
 
結納をした時に、結納金を渡すことがあると思います。
金額は、それぞれですが、大きい金額であることがあります。
相場では、100万円くらいであると聞いたことがあります。
 
 
円満に暮らしている時はよいのですが、離婚することに
なった時に、結納金はどうなるのでしょうか?
結納金を渡した方から裁判所で返還請求をした場合、認められるのでしょうか?
 
 
結納金を渡した方からすると、離婚することになったのだから、
返して欲しいと思われるかもしれません。
 
 
しかし、結納金は、婚姻不成立があった場合に返還する
という条件で行われる贈与という性質があります。
婚姻が成立すると条件が成就したことになります。
 
 
条件が成就したということは、
「たとえ離婚をすることになっても、
結納金の返還を請求することはできません。」
というのが解答になります。
 
 
*****************
りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士)
06-6364-7778
*****************
 

2013.12.25

離婚の際に財産が動いた場合、税金が発生することもあるのです!!

離婚の際に、一方の当事者から他方の当事者に財産が渡される理由としては、主に財産分与と慰謝料があります。

当事者の間で協議離婚の話を進める時にも、財産分与や慰謝料の取り決めをされることは多くあります。

この時に注意していただきたいのが、税金です。

財産分与や慰謝料が、適正な金額で、金銭でやりとりがされる場合には、税金は発生しません(適正な金額でなければ発生する可能性があります)。

でも、

不動産のやりとりを行う場合には、給付者側(渡す側)に、譲渡所得税がかかってきます。

この点を考慮せずに、財産分与や慰謝料として不動産を渡す約束をしていた場合、実際に課税されることを知った給付者側から、履行に「待った!」がかかる可能性もあります。

実際に、

夫が、離婚の際に土地と建物を妻に与えるという財産分与契約をしたけれども、その後高額な所得税が課税されることを知った夫が、この契約は無効であると主張した事件がありました。

この事件で、裁判所は、

「分与者(譲渡した方)が自己に譲渡所得税が課されることを知らず、そのような理解を当然の前提とし、かつその旨を黙示的に表示していたときは、財産分与契約は動機の錯誤により無効となりうる」と判断しました(最判平元・9.14判時1336号93頁)。

当事者間で約束をして無事離婚できたのに、後日紛争が蒸し返されるということは決して珍しいことではありません。

もし、離婚の際に取り決めたいこと等がありましたら、一度、当事務所にご相談いただければと思います。

当事務所は、税理士や司法書士ともお付き合いさせていただいております。税理士や司法書士の知り合いがいないという方にはご紹介もさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士の法律事務所)

http://rindou-law.jp/

2013.12.24

離婚原因の有無の判断

協議離婚は、お互いが合意すれば離婚の理由は問いません。


しかし、裁判離婚となると離婚の訴え提起をすることがきる
場合が民法の条文で定められています。


民法770条1項
1号 配偶者に不貞な行為があったとき。
2号 配偶者から悪意で遺棄がなされたとき。
3号 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。
4号 配偶者が強度の精神病にかかり、回復見込みがないとき。
5号 その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき。


ご相談で多いのは、1号か5号の場合だと思います。また、1号、5号共に当てはまるということもあります。


離婚したくないという相手がいても、1号から5号のいずれかに該当すると離婚が認められる可能性があります。
裁判になった場合、条文の該当するような事実を証拠によって立証することになります。


ご相談にいらっしゃる方には、さまざまなご事情があります。
時々、ご自分で調べられて、〇○○が適用できるから離婚できると思うのですが
と尋ねられることがあります。
簡単にご事情を伺うだけでは、判断することは難しく、
じっくり話を聞き証拠をみてからの判断になります
ご相談時には、証拠等をご持参いただくことと、時間がかかることがありますので、余裕をもってご来所下さい。

 りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士) 

http://rindou-law.jp/

2013.12.20

ドラマ「リーガルハイ」最終回を観て ~ 求められる弁護士とは ~

ドラマ「リーガルハイ」が終わりましたね。

今季の「リーガルハイ」は、古美門先生のやんちゃな面や熱血な部分にも、より一層の磨きがかかっていたのではないでしょうか。

今回も、「リーガルハイ」最終回を観て感じたことを書いてみようと思います。

        

【ネタバレ要素があります。まだ「リーガルハイ」最終回をご覧でない方はご注意ください。】

 *************

 *************

 *************

安藤貴和さんの破棄差戻審は、まさかの、羽生検察官 VS. 三木弁護士という対決から始まりました。

実務からすると、羽生検察官の登場は驚きです。とても考えにくい状況なのです。

弁護士が裁判官になることはあっても、検察官になることは、まずありません。そのような「方法」がないのです。

また、ネクサス所属の弁護士である黛弁護士が弁護人を務めていた被告人の事件を、ネクサスにいた羽生さんらが、検察官として関わるということも考えられません。

いくら羽生さんが「人たらし」であっても、そこは無理なところです。

 **********

とはいえ、ドラマ上の演出ですし、羽生検察官 VS. 古美門先生の裁判がいずれ描かれるであろうと思っていた方も多いと思いますので、このまま話を進めます。

途中まで羽生検察官、「嫌な感じ」がプンプンしていましたね。

そして、最後の「えっ?」と思わせる羽生さんの言動。ある意味最後まで謎な人でした。

そんな羽生さんがずっと目指していた「WIN WIN」。

司法修習生の頃、ある裁判官に「オレンジを取り合っている事件があります。あなたは、それぞれの当事者に何を聞きますか?」という質問を受けたことがあります。

今となっては私がどのような回答をしたのは覚えていないのですが、その裁判官はこう続けられました。

「片方は、マーマレードを作りたくて皮だけを欲しがっていて、もう一人は、実を食べたいと思っている。こういうことも実際にはある。WIN WINの解決が図れることもあるものだ。当事者とじっくり話すことが大切。」

「WIN WIN」という解決は、弁護士にとっても理想的な解決の形の一つです。

ただ、真の「WIN WIN」という解決を導き出すためには、依頼者だけでなく相手方の気持ちを深く考えなければならなず、これが結構難しい時もあります。
また残念ながら、事案によっては「WIN WIN」の解決が困難なときもあります。
さらには、人には妥協することが出来ないとき、してはいけない時もあったりします。

古美門先生は、事件を通してそのことを教えてくれたのではないでしょうか。

「醜さを愛せ」。

古美門先生、響きました!

事件には色々な感情が付いてきます。圧倒的なパワーを持った感情に触れることもあります。

そこに簡単に蓋をして、離れたところから物事を見て、自分が正しいと思う解決を依頼者に求めるというのは、やはり弁護士がすることではないというメッセージに受け取ったように思いました。

古美門先生の「人」「事件」への愛情が感じられました。

羽生さんも、この古美門先生という人に、とてつもない魅力を感じたのでしょうね。
最後のシーンは気になりますが・・・笑

 ***********

あくまでもドラマ、作られた話ではありますが、この「リーガルハイ」を通して、毎回、求められる弁護士というものについて考えさせられたようにも思います

「リーガルハイ」の終了は寂しいところですが、また、今後、法廷もの、弁護士もののドラマがあれば、このブログで触れて行きたいと思っています。

りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士の法律事務所)

 http://rindou-law.jp/

2013.12.19

家庭裁判所?簡易裁判所?

調停は、家庭裁判所だけでなく簡易裁判所にも申立てることができます。


例えば、夫が浮気をした場合、夫とは別れたくないけれど、
浮気相手に慰謝料を請求するとします。


その場合、裁判所は、家庭裁判所でしょうか?
それとも簡易裁判所でしょうか?


解答は、「簡易裁判所」です。


浮気相手とは、親族関係にないので、家庭の問題を扱う裁判所
では受け付けてもらえません。


浮気した夫とも離婚したいし、浮気相手にも慰謝料を請求したい
という場合はどうでしょう。


この場合、夫との離婚調停を一緒に申立をすることで、浮気
相手に対する調停も家庭裁判所に申し立てることができます。


ただし、浮気相手への慰謝料は、調停前置主義はとられていないので、
いきなり訴訟を提起することもできます。


浮気相手への慰謝料請求をする場合、調停か裁判か
いずれの方法が良いかは、事案の内容、費用等総合的な事情から
判断することになります。


裁判所での手続を検討されている方は、一度ご相談いただけたらと
思います。


******************
りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士)
06-6364-7778
http://rindou-law.jp/
******************

2013.12.18

不妊治療に法律はどう向き合うのでしょうか?

先日、性同一性障害で女性から性別を変更した男性に、第三者からの精子提供で生まれた子との親子関係を認める決定が最高裁で出されました。

この最高裁決定は、5人の裁判官で審理され、3人が親子関係を認める判断を、2人が反対意見(親子関係を認めない判断)を出すという、ある意味「ギリギリ」の決定でした。

この5人の裁判官と同様、皆様の中でも色々な意見がきっとあることと思います。

この事件は、民法が制定当初に想定していた状態と、医学の進歩により現在起こる事実関係との乖離をどう埋めるのか、このことが争点となった事件とも言えるのではないでしょうか。

女性側の不妊治療でも、このような問題は起こっています。

例えば、卵子提供を受けて妊娠、出産した場合

この場合は、そもそも、女性が母子手帳をもらうとき、そして出産後出生届を出す時に、役所の戸籍係が、第三者から卵子提供を受けた事実を把握できません。
つまり、そのまま出生届は受理されるのでしょう。

また、母と子との親子関係は、分娩の事実によって当然に発生するとされています(最判昭和37年4月27日)。とするならば、仮に争いになっても、分娩の事実がある以上、親子関係は認められるのかもしれません。

一方で、代理母出産をした場合

この場合は、既述の最判昭和37年4月27日をもとに考えれば、子との間に遺伝子的なつながりはあっても、その女性と子との間には分娩という事実はなく、戸籍上当然に親子となることはありません。

最高裁平成19年3月23日決定は、「その子を懐胎、出産していない女性との間には、その女性が卵子を提供した場合であっても、母子の関係成立を認めることができない」と判断しました。

      ************


このような結論に、なんとなくではあるものの違和感を抱く人は多いかもしれません。

ただ、違和感の理由は、人によって異なるものではないでしょうか。

例えば、遺伝子的なつながりがあるのに親子ではないということに、違和感を抱く方もおられるのかもしれません。

または、同じように不妊治療を受け親になることを願ったにもかかわらず、結論が異なるということに違和感を覚える方もおられるのかもしれません。

もしくは、医学の進歩に戸惑い、遺伝子的なつながりがないものの親子となることに違和感を抱く方もおられるのかもしれません。

さらには、この違和感がいつか、時の経過とともに感じなくなるのかもしれません。

最近の不妊治療を巡る医学界での進歩はめまぐるしいものです。

が、その医学の世界でも、技術的な可能性と国民の感情、倫理観との狭間で多くの困難な問題を抱えているようです。

今回、最高裁決定という形で、一つの問題に、ひとまずの結論が出たとも言えますが、今後も、法律が、国民と向き合いながら困難な問題に結論を出さなければならないことが増えてくるのかもしれません。

りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士の法律事務所)

 http://rindou-law.jp/

2013.12.17

離婚はしんどいです。

離婚のご相談の際に、離婚はしんどい
ですと言われることがよくあります。
 
 
離婚は、当時者だけでなく、子供がいたり、夫婦で形成した財産を分けたりと
夫婦が別れるということだけでなく決めなければならないことが沢山ありますし、
一番大変なのは、意見の対立がある場合、感情が悪化した者どうしで合意を形成
することは、大変なことと思います。
 
 
結婚する時に離婚することまで考えてする
人は少数でしょうし、離婚するとしても裁判所で裁判をすることまで予想している
人は殆どいないと思います。
 
 
自分には裁判所は縁のない所と思っていたのに、裁判ということだけで避けたいと感じるでしょうし、プライベートなことを話さなければならない
ことにさらに抵抗を示されることがあるでしょう。
 
 
そのような時に、相談相手がいることは
大変心強い事だと思います。
私共も、法的アドバイスのみならず、
心理的負担を軽減できるように心がけています。
 
 
弁護士に相談するから、何か法律の相談をしなければならない
とは思わず、話を聞いて欲しいと言うことだけでも
ご相談に来ていただけたらと思います。
 
 
*****************
りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士)
06-6364-7778
*****************

2013.12.16

そうだ、遺言書を作ろう!でも、誰に相談したらよいのやら・・・?

遺言書を作成しようと決意された後、次に考えるのはその方法ではないでしょうか。

もちろん様式さえ法定の要件を整えれば、ご自身で作ることも可能です。

専門家に依頼しようという場合も、弁護士以外でも作成の相談を受けている士業はおられます。

もし専門家に依頼されることにした場合、どの点を重視して依頼する人を決めるかは、皆様気になるところかもしれませんが、やはり、ご自身のことを人に依頼するのですから、「この人に任そう」と思えるかどうか、つまりは相性という部分も大きいと思います。

その上で、弁護士に依頼するメリットを少し触れさせていただきたいと思います。

メリット1
 遺言執行者に弁護士を指定すれば、もしも裁判手続き等を利用しなければならなくなっても、その弁護士で対応できることがあります。

メリット2
 調停や審判などを代理できるのは弁護士のみ。
 つまり、実際裁判所においてどのようなことが問題になっているのかを実体験で感じているのは弁護士です。
 実際のトラブルを見聞きしているからこそ、トラブルを未然に防ぐことを最大限に考えることもできます

メリット3 
 遺言書作成の際には、弁護士に遺言者様の財産関係をご説明いただいた上で作成させていただくケースが多いです。つまり、遺言書の作成を依頼する人は、生涯の相談相手となるケースも多い。弁護士であれば、他の士業と異なり対応可能な分野が広範囲なため、相続事件以外のご相談にも対応可能なケースが多いです。


遺言書作成を考えておられる方は、色々な観点から、どの様式で遺言書を作るのか、人に依頼するとしてだれに依頼するのかなど、ご検討いただけたらと思います。

りんどう法律事務所【大阪・女性弁護士の法律事務所】

http://rindou-law.jp/

2013.12.13

財産はないの?

離婚の際、結婚してから夫婦で形成した
財産を離婚する時に分けます。
これを財産分与といいます。
 
 
夫婦とはいえ、相互にお互いの財産を詳しく知っているということはあまり
ありません。
 
 
いずれかが、お金の管理をしていて、
任せていた方は、全く知らないか、知っていても銀行名はわかるけれど
支店まではわからないということは多くあります。
 
 
裁判所で財産分与をするには、お互いに
財産の開示をしなければなりません。
 
 
開示した結果、よく言われるのが、
もっと財産があるはずだ」ということです。
 
 
夫婦関係が破綻していると、お互いの信頼関係
もすでになくなっているので、家計を把握していなかった方からすると、
疑心暗鬼になってしまいます。
 
 
裁判所での手続きを継続しながら、相手の行為にますます信頼をなくしてしまうことがあります。
弁護士としては、法的観点からのアドバイスだけでなく、
心理的負担の軽減できないか模索しながら、依頼者とともに問題解決に向けて努めるようにしています。
 
*****************
りんどう法律事務所(大阪・女性弁護士)
06-6364-7778
*****************

りんどう法律事務所

大阪市北区西天満3-13-18
島根ビルディング3階
06-6364-7778

ブログ内検索

カレンダー

«12月»
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31